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新年のご挨拶

一般財団法人京都府剣道連盟 会長  

元衆議院議長 伊吹 文明  

 

 

連盟会員の皆さま、新年明けましておめでとうございます。今年はコロナ禍を克服し、皆さまにも日本国にとっても良き年であることをお祈りし、変わらぬご厚誼をお願い致します。

私は昨年をもち38年の議員生活に終止符を打ちました。この間に賜りましたご厚誼・ご支援に心より御礼申し上げます。

永年に亘る議員活動のなかで、私は日本社会に受け継がれてきた日本人の生き方、即ち伝統的規範や矜持を大切に、民主制や競争社会・市場経済の避けえぬ弊害を抑え、公正な社会を実現し、自助の気概と自己抑制を失わぬ品性ある国民による品格ある「日本国のかたち」を目指してまいりました。

現実は長寿少子化による労働力不足、豊かさのなかでの勤労意欲の低下と賃金の高騰、その結果としての生産拠点の海外移転、社会保障予算増加による財政赤字、新型コロナ感染症や温暖化による自然災害等多くの難問が生じています。日本が直面するこれ等の障害を乗り越え、次の世代に良き日本を引き継ぐのは、政治は勿論全国民の一致協力した努力が必要となります。自由と民主制の下では、何より日本人の帰属意識と公益の精神を大切にする生き方がこれからを左右すると言っても過言ではないでしょう。私もこれからは一有権者、一国民として、日本社会の在り方、政治の現状等を従来とは違った立場で見つめ直し、必要なことは発言していきたいと考えています。なお、各界の皆さまのご要望もありますので、東京と京都に事務所を残していますので、お気軽にお立ち寄り頂ければ幸に存じます。

中学校の体育で伝統武道が必須科目に取り入れられてはや九年が経ちました。しかし、先輩達が脈々と受け継いできた伝統武道の根幹である日本人の生き方や心根を、次世代を担う青少年に受け継いでもらいたいとの思いは、まだまだ途上にあります。日本の伝統武道のなかには完全に競技スポーツ化し、勝ち負けを競うことだけに主眼が移り、相手に対する「礼」の精神、「敬」の心が無くなっているものがあるのが残念な現実です。自らを律し、思いやりの心を持って、公のために盡すことが、私たち日本人の伝統文化でした。礼をもって始まり、礼をもって終わると言われる剣道の「こころ」こそ、私たちの良き国民性の原点でしょう。指導にあたられる先生方には、この点をこれからも宜しくお願いしたいと存じます。

結びに、皆さまの今年のご多幸とご健勝をお祈りし、新年のご挨拶といたします。

父母の 植残したる 柚子を採る

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